, 原作 吉浦 康裕, 漫画 太田 優姫, スクウェア・エニックス, 2010.

結構はじめの方に、ロボット三原則が示されて、その上で「ロボットに『嘘をつくな』って原則はねーんだよ」という台詞があります。

アジモフの作品中でどうだったか気になったのですが、頭の中でサーチした感じでは、初期からファウンデーションシリーズとくっついた後期まで、確かに「嘘をつかない」というルールは入ってない。アジモフも含めて、第一条の「危害」の範疇に入るかどうかという議論はありますけど。でもアジモフも、むしろそこのところをテーマに作品を書いていますね。ファウンデーションシリーズとくっついた後期では、「いや、それはどうなんだろう」というような、どんでん返しのようなことがあったりしますし。

現実的には、これはフレーム問題に突き当たるでしょうし、トロッコ問題あたりにも関連するかも。なんにせよどうにかしてこれに関するフレーム問題は解決しないと、「(積極的にせよ消極的にせよ)嘘をつくこと」はできないですね。フリーズすることになるのかなぁ。

あれ? そういえば、ファウンデーションシリーズと「永遠の終わり」(だったかなぁ?)はくっついていたかな?

ファウンデーションシリーズでは、異星人が登場しないのですが、そういう世界を選択したという台詞があったような気がする。そこで管理局(?)の話は出てただろうか?