プレゼンイベントとしてTED(Technology, Entertainment, Design)が有名です。で、困ったことに、TED風の講義を望む若い人がいます。教員の中にもいます。
直観的に、TED風のプレゼンは講義には向かないと思っています。で、こういう記事がありました。「TEDのプレゼンは素晴らしい説得力だが本当に理解されているのか?」(GIGAZINE, 2013-May-23)。TED風のプレゼンと、とつとつとしたプレゼントでは、どちらが内容をよく理解できるのかという実験でした。規模とかはちょっとわかりませんが。で、わかった気分はTED風のプレゼンの方が、とつとつとしたプレゼンよりも高い。ですが、理解度テストをしてみると、両者に差はないとのことです。
TEDはあくまでEntertainmentなので、内容をどれほど理解できていなくても問題ありません。ただ、講義の場面を考えると、問題があります。
分かった気分と、実際にどれだけ分かっているかがかけ離れているとしたら大きな問題です。それくらいなら、わかった気分も低いし、実際の理解度も低い方がマシでしょう。少なくとも後者は、「自分が分かっていないことがなんなのかは分かっている」状態にあります。対して前者は「穴が開いているのに、分かっている気分になっている」という状態である可能性があります。この両者のどっちがマシかは言うまでも無いでしょう。
直観的に、TED風のプレゼンは講義には向かないと思っています。で、こういう記事がありました。「TEDのプレゼンは素晴らしい説得力だが本当に理解されているのか?」(GIGAZINE, 2013-May-23)。TED風のプレゼンと、とつとつとしたプレゼントでは、どちらが内容をよく理解できるのかという実験でした。規模とかはちょっとわかりませんが。で、わかった気分はTED風のプレゼンの方が、とつとつとしたプレゼンよりも高い。ですが、理解度テストをしてみると、両者に差はないとのことです。
TEDはあくまでEntertainmentなので、内容をどれほど理解できていなくても問題ありません。ただ、講義の場面を考えると、問題があります。
分かった気分と、実際にどれだけ分かっているかがかけ離れているとしたら大きな問題です。それくらいなら、わかった気分も低いし、実際の理解度も低い方がマシでしょう。少なくとも後者は、「自分が分かっていないことがなんなのかは分かっている」状態にあります。対して前者は「穴が開いているのに、分かっている気分になっている」という状態である可能性があります。この両者のどっちがマシかは言うまでも無いでしょう。