2013年07月

TEDと講義

プレゼンイベントとしてTED(Technology, Entertainment, Design)が有名です。で、困ったことに、TED風の講義を望む若い人がいます。教員の中にもいます。

直観的に、TED風のプレゼンは講義には向かないと思っています。で、こういう記事がありました。「TEDのプレゼンは素晴らしい説得力だが本当に理解されているのか?」(GIGAZINE, 2013-May-23)。TED風のプレゼンと、とつとつとしたプレゼントでは、どちらが内容をよく理解できるのかという実験でした。規模とかはちょっとわかりませんが。で、わかった気分はTED風のプレゼンの方が、とつとつとしたプレゼンよりも高い。ですが、理解度テストをしてみると、両者に差はないとのことです。

TEDはあくまでEntertainmentなので、内容をどれほど理解できていなくても問題ありません。ただ、講義の場面を考えると、問題があります。

分かった気分と、実際にどれだけ分かっているかがかけ離れているとしたら大きな問題です。それくらいなら、わかった気分も低いし、実際の理解度も低い方がマシでしょう。少なくとも後者は、「自分が分かっていないことがなんなのかは分かっている」状態にあります。対して前者は「穴が開いているのに、分かっている気分になっている」という状態である可能性があります。この両者のどっちがマシかは言うまでも無いでしょう。

国家試験のための勉強で医師になるそうな。屑量産体制が整っているのか?

BLOGOSでですが医学教育に見る教育の荒廃 - 井上 晃宏という記事があります。まぁ、ちょっとひどい記事かなと思ったので少し。

医学部教員の大半は、医師国家試験の問題を解けない。もちろん、自分の専門分野は知っている。しかし、それ以外は忘れてしまっている。

まぁ、そんなのは当たり前かなと思います。講義ごとに教員が変わる理由だってそのあたりも関係しているだろうし。

マニアックな知識を教えられても、その分野の専門家になる人以外は、一切役に立たない。教科書に書かれている程度の初歩的な知識なら、教わる必要はなく、本を読めばそれで足りる。

教養課程ならともかく、マニアックな知識を教えるのが専門課程だと思いますが。その辺の本に書かれている内容で医師としては十分という考えなのでしょうか?

医学教育では、憶えるべき知識は、国家試験範囲、CBT範囲という形で、明確に規定されているため、学生は自主的に勉強する。


面識のある産業医の先生も言っていましたが、「国家試験があるから勉強する」のだそうです。その先の展望や希望があって勉強するわけじゃないらしいです。高校でも大学でもいいですが、「期末テストがあるから一夜漬けする」のと根本は同じように思えます。そんなわけで、「国家試験があるから勉強する」という人は、はっきり言って屑ですね。国家試験でこういう屑を落とすうまい方法というのはないのでしょうか。

学生は、あらかじめ本を読んで憶えていた構造を確かめているだけなのだ。

それで構わないと思いますけどね。実習の類はそういうものだと思いますが。

「全科目が休講でも困らないだろう。むしろ、休講の方が、勉強する時間ができるので、学力が伸びる」

テスト勉強をしていればいいのなら、そうでしょうね。ただ、教員と議論する機会を自分から捨ててます。もったいない。テスト勉強よりも、教員との議論の方が学力なるものは身につくと思いますが。

まぁ、大学を活用できていなかった人が貧相な経験から書いた記事かなぁと思います。

COBUILD

英英辞書はCOBUILDのものを主に使っています。COBUILDが入った電子辞書も持ってますが、職場で手元になかったので「COBUILDが入った電子辞書はどこに置いといたっけ?」と思う、まぁ思うというかそういう言葉になる前のポワンとしたイメージが思い浮かぶと、「アパートのあそこのあれの下」という、これまた言葉にならないポワンとしたイメージが浮かびます。帰って確認すると確かにそこにありました。で、今は充電してます。

COBUILDは癖があるというか、普通の英英辞書とは書き方が少し違うので、使うのには慣れが必要です。でも、慣れれば分かりやすいし実用的なので気に入っています。たぶん、はじめて見ると、「何じゃこりゃ?」と思うであろう書き方をしていますので、慣れないと使いにくいと感じるかもしれません。

COBUILDの文法書もあります。これは私は日本語の翻訳版を使っています。こっちは、辞書ほどには癖はないかも。こっちも英語版を買おうかとも思っていますが。

で、若い人にはCOBUILDの辞書と文法書を勧めているのですが、なかなか使う人がいません。街中の本屋にはあまり置いてないということもあると思いますが。amazonで買えば済むことなのに。それ以前に英英辞書というのが問題なのかもしれませんが。英語の単語をひくのは英英辞書を使うのが良いと思うのですが。英和も便利だけど、どうしても意味にずれが出てきます。なので英語のままで意味というか概念というかを読む方がいいと思うんだけどなぁ。「英英辞書を使うだけの英語運用能力がない」という話をする人もいるかもしれませんが、そんなもんは慣れだと思いますけど。

受験生の頃に、先生から、「英英辞書を使え」と言われて、四苦八苦した覚えもあります。でも確かに英英辞書を使う方が結局は良いと思います。COBUILDは、見た目というか書き方は風変わりですが、説明は分かりやすいのでお勧めなのですが。

smartWatch

smartWatchとえば、SonyのSmartWatch MN2とかあります。Xperia専用らしですが、どうにかすればほかのandroid機にも使えるんじゃないかなぁと思っていますが。スマートフォン側に入れるドライバみたいなものが必要なら、ちょっと面倒かもしれません。

ほかには、Pebbleというものもあります。これは基本的に受信端末(すこしだけ送信もできる)です。電池寿命が一週間程度というのは魅力かも。ただ、原理的にはできるであろうはずの送受信が出来ないのが弱点といえば弱点。

一足飛んで、Watch of the Future Smileというのがあります。結構高機能です。ただ、これは、現在の技術でも出来そうだけど、実際に出来るかどうか。ファンディングも$300,000のところ、$45,140しか集まってないし。残りの日数も一週間くらいだし。ファンディングの一口も多いし。突然ファンディングが増える可能性も0ではないので、数日ですがちょと覗いておくつもりですが。

間を取って(?)Pebbleより高機能なものとしては、KREYOSというのがあります。初期のファンディングは終わって、生産に入ってるのかも。画面は電子ペーパらしいです。マイクもついていて、スマートフォンと接続して腕(に限らないけど)につけたまま通話も可能。3軸の加速度センサもついていて、ちょとジェスチャで外部機器も内部も操作可能。電池寿命も一週間くらいもつらしい。Smileも欲しいけど、KREYOSが現実的な気がする。SDKもあるらしく、自分で何か作れるらしい。

まぁ、こういうガジェットは眺めているうちが一番楽しいかも。

ワールド・シャットダウンPhase1.0/2.0

(原題: DELETE(らしい)), 2012.

オープニングを見てたら、Matt Frewerという名前が出てきて、「名前に覚えはあるけど、誰だったかなぁ?」と思っていた。本編を見たら、Max Headroomの人じゃないか!

んー、老けたなぁ。いや、もともと髪は後退気味だったし、意外に老けてないのかも。

作中「それなら慣れている」みたいなことをMatt Frewerが言えば面白いけど。でもそれをやったらギャグになっちゃうけど。
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