2014年12月

[映画]ベイマックス

, disney, 2014.

観てきました。

最初に短編アニメが流れるので、どういう事なのか混乱しました。普通に短編アニメです。

で、観て思ったとか連想したとか感じたこと:
  • プラレス3四郎
  • ヒロ(とタダシ)の部屋に、Zと28号を合わせたような絵が飾ってある
  • タダシの遊び仲間の研究が紹介される。各々の研究がスーツに反映されている
  • その中の一人のスーツはヒーローというより怪人(そもそもそいつは研究をしていない)
  • ベイマックスは、28号の原作の初期あたりの大きさ
  • だが、ヒロを背中に乗せて飛べる
  • 敵役は、必ずしも悪人ではない
  • ベイマックスは最後でちゃっかりうまいことやってると言えるのかもしれない
  • エンドロールというのかその少し前というのかのあたりで、新聞記事の体裁で、その後の活躍とか出来事が幾つか紹介されてる(見出し程度は読めるはず)
  • ヒーロー仲間の見た目怪人な人の親父さんが、もしかしたら謎かもしれない

で、これらの他に思ったことですが。背景とか髪の感じとか、もう実写みたいに見える。でも、登場人物の顔の造形や体型なんかはディズニーアニメ系。顔とかへの影の付け方もあるのでしょうけれど、両者の間にあるように感じてもおかしくないギャップが特に無い。技術として、やっぱり凄いのだなと感じました。

-sk/hm/wl

寄生獣

, 染谷 将太, 山崎 貴 監督, 東宝, 2014.

結構面白かったかも。

ちょっと気になったのがいくつか:
  • ヤンキーねーちゃんがいない。
  • シンイチに父ちゃんがいない。
  • シンイチの母ちゃんの雰囲気がちょっと違うかなぁ。でもやけどはある。
  • ミギーの肌の質感が、クレイモデルかなんかの感じでちょっとなぁ。
  • セットがちゃちい。日本のドラマや映画ではそれがデフォですけど。

他にも、Aさんとのエピソードは、原作とは場所を変えてあります。原作でも島田の時に生徒が、「またかよ」みたいなことを言っていました。それが原作者の気分なのかどうかは分かりませんが、この変更はあってもいいかなぁと思います。あとは、島田を倒す方法がどうなのかなぁという気がしないでもないです。ここは描けるなら原作の方がダイナミックでいいかも。

そうそう。シンイチが混ざった後、原作では髪型を変えてたように思います。その表現はそのまま再現して良いんじゃないかなと思います。あとは、原作は「目」を描き分けていたんだなぁと感じました。

でも、結構原作をなぞっています。

そういうわけで、1時間くらいした辺りで、気づくことがあります。「これ、2時間程度に収まるの?」

収まりません。探偵さんだと思いますが、チョビっと後ろ姿が見えます。ですが、後藤(三木)の能力評価あたりから先は、4月下旬の後編で、ということのようです。
 

Intersteller

, Matthew David McConaughey, Christopher Nolan 監督, Warner Bros., Paramount Pictures, 2014.

んー。

ロボットの筐体は面白いアイディアかも。

ですが、先遣隊と主人公たちが行った恒星系、大丈夫なんですかね。ガルガンチュアと呼称されているのがあるような恒星系が安定しているのかどうか。その恒星系に惑星があったとしてもどんなもんなんだろう。

ガルガンチュアの近傍とかでは、主人公とかはワームホールを作った者に保護されていたので大丈夫だったとも考えられますけど。

で、主人公は何を送信したのでしょうか? 謎です。普通に考えると重力と量子力学についての何かなのでしょうけど、どうも最後に繋がりません。というのも、でかいコロニーを一回で打ち上げる必要などないからです。まぁ社会情勢からして一回で打ち上げざるを得ないのかもしれませんが。その場合、反重力であるとか、重力フィールド的な何かとか構造維持フィールド的な何かが必要になるだろうと思います。でも社会情勢を考えるなら、そもそもコロニーに乗ろうと思う人がどれだけいるのかが疑問です。というのも、アポロ計画での月面着陸は虚構だったと学校教育で教えている社会だからです。

また主人公が目覚めたのは、ただのコロニーなのでしょうか? コロニーにしては直径が小さいような気がします。人を収容することだけを考えれば、コロニーが複数あると考えれば構いませんが。

コロニーだとすると、大きさの他に、なぜあんな場所にあるのかという疑問も出てきます。

だとすると、移民船団なのかもしれません。でも、どこに行くのでしょうか? 主人公たちが行った恒星系は、あまり適しているとは思えません。ラストでも、コロニーがそこに行くというわけではないように思います。あるいは、主人公は先に行っておけということかもしれませんが。でも、行き先があの恒星系だとすると、やはりあの恒星系は安定しているのかという疑問が出てきます。

その他、作中で「愛」とかしょっちゅう言ってて、ちょっとげんなり。

個人的には、「人類は滅びた」という結末の方が好きかもしれません。まぁそうなちゃうと話として矛盾が出てきてしまうのですが。プランBに移行したとか、一部の人間だけ地球からの脱出を受け入れた、そういう方が面白いと思うなぁ。

まぁ物理学者が最初から監修していたとしても、ハードSFと呼べるものになるとは、あるいはよくできたハードSFと呼べるものになるとは限らないということでしょうか。

-sk/hm/wl

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