今日の会議で、単位認定や講義内容について、その難易がどうのこうのと言う話がありました。
で、20何年か前の記憶を手繰ると、講義+自習時間で何時間かの勉強で単位認定の条件の一部なのか半分なのかを満たすという規則があったように思います。(残りは当然試験結果です。)
というわけで、ググってみました。
文部科学省のなんかのページで、「Q3 日本の大学の現状について、「授業に出席しなくても単位が取れる」「勉強しなくても簡単に卒業できる」などの声を耳にしますが、これについて大学はどのような対策を講じているのでしょうか。」というところです。
>授業の設計と教員の教育責任
>我が国の大学教育は単位制度を基本としていますが、同制度は、
>教室での授業と授業の事前・事後の準備学習・復習を合わせて単位を
>授与することを前提として おり、各大学において1単位当たりの必要な
>授業時間を確保するとともに、学生には大学の教室で授業を受ける
>だけでなく、教室外においても自主的な学習を行 うことが求めらます。
それと、具体的にはこうです。
>履修科目登録の上限設定
>我が国の大学における1単位の授業科目は45時間の学修を必要と
>する内容をもって構成されることが標準とされており、このことを
>踏まえると、一定期間に受講できる授業科目の数には自ずから
>一定の限界があります。
(赤字は私が付けました)
20何年前というと、私は学部の1,2年生です。なぜ、そんな時期にこんなことを知っていたのかは内緒です。ちょっとした必要があって聞いたり調べたりしたとだけ書いておきます。
それはともかく、一部の講義を除いて、1科目2単位でしょうから、1科目あたり90時間という計算になります。はい、大学生のみなさん、ご存知だったでしたか? 1.5時間の15回としても、22.5時間です。それプラス67.5時間(講義時間の3倍)の自習が必要というわけです。つまり、講義を受けた時間の3倍の自習をやっていなければならないという計算になります。(んー、こんなもんだった気もしますが、ちょっと厳しい条件ですね。1.5時間の講義を受けたら、4.5時間になります。「1単位」と書いてありますが、講義1科目かもしれません。その場合、講義時間と同じだけの自習時間となります。あ、そうか。演習とか学生実験の単位の出し方との区別で、普通の講義は90時間で良かったかもしれない。)
単純な話に落として書きますが、例えば講義の演習問題などは、講義中にやるのではなく、自習としてやるように想定されていると言っていいでしょう。だから、大雑把な話、「演習をやっておけと言われたが、やっていない」というのは、本来ならば単位認定の対象にならないわけです。あるいは、「一問一問の解き方を丁寧に教えてもらえない」というのも、的外れな意見なわけです。
まぁ、これは建前と言えば建前ですが、教員側としてはそういう前提で講義を行ないます。ですから、自主的な学習なしに、「難しい、分からない、単位を取れない」と言っても当たり前なわけですね。
そういう規則があるということを覚えたうえで、遊んだりバイトをしたりしてください。
で、20何年か前の記憶を手繰ると、講義+自習時間で何時間かの勉強で単位認定の条件の一部なのか半分なのかを満たすという規則があったように思います。(残りは当然試験結果です。)
というわけで、ググってみました。
文部科学省のなんかのページで、「Q3 日本の大学の現状について、「授業に出席しなくても単位が取れる」「勉強しなくても簡単に卒業できる」などの声を耳にしますが、これについて大学はどのような対策を講じているのでしょうか。」というところです。
>授業の設計と教員の教育責任
>我が国の大学教育は単位制度を基本としていますが、同制度は、
>教室での授業と授業の事前・事後の準備学習・復習を合わせて単位を
>授与することを前提として おり、各大学において1単位当たりの必要な
>授業時間を確保するとともに、学生には大学の教室で授業を受ける
>だけでなく、教室外においても自主的な学習を行 うことが求めらます。
それと、具体的にはこうです。
>履修科目登録の上限設定
>我が国の大学における1単位の授業科目は45時間の学修を必要と
>する内容をもって構成されることが標準とされており、このことを
>踏まえると、一定期間に受講できる授業科目の数には自ずから
>一定の限界があります。
(赤字は私が付けました)
20何年前というと、私は学部の1,2年生です。なぜ、そんな時期にこんなことを知っていたのかは内緒です。ちょっとした必要があって聞いたり調べたりしたとだけ書いておきます。
それはともかく、一部の講義を除いて、1科目2単位でしょうから、1科目あたり90時間という計算になります。はい、大学生のみなさん、ご存知だったでしたか? 1.5時間の15回としても、22.5時間です。それプラス67.5時間(講義時間の3倍)の自習が必要というわけです。つまり、講義を受けた時間の3倍の自習をやっていなければならないという計算になります。(んー、こんなもんだった気もしますが、ちょっと厳しい条件ですね。1.5時間の講義を受けたら、4.5時間になります。「1単位」と書いてありますが、講義1科目かもしれません。その場合、講義時間と同じだけの自習時間となります。あ、そうか。演習とか学生実験の単位の出し方との区別で、普通の講義は90時間で良かったかもしれない。)
単純な話に落として書きますが、例えば講義の演習問題などは、講義中にやるのではなく、自習としてやるように想定されていると言っていいでしょう。だから、大雑把な話、「演習をやっておけと言われたが、やっていない」というのは、本来ならば単位認定の対象にならないわけです。あるいは、「一問一問の解き方を丁寧に教えてもらえない」というのも、的外れな意見なわけです。
まぁ、これは建前と言えば建前ですが、教員側としてはそういう前提で講義を行ないます。ですから、自主的な学習なしに、「難しい、分からない、単位を取れない」と言っても当たり前なわけですね。
そういう規則があるということを覚えたうえで、遊んだりバイトをしたりしてください。