実在哲学概論Ver.2.9の[1. 一般論]のところに次のような記述が有る。

感覚は脳細胞の神経興奮によって生じる。【実在第1原理】

実在の中に脳細胞があり、脳細胞の活動(=神経興奮)によって感覚が生じる。

昔デカルトは、ただたんに感覚があると考えただけで終わったが、ここではさらに感覚がある原因までも考えているのだ。

この方の言っている「感覚」というのがまだしっくりこないのだが、ちょっと気になる事が有る。

この方は、デカルトの考察は不充分だと言いたいのだと思う。だが、デカルトは、存在が妖しいものはどんどん消し去って行き、それでも最期に「これを考えているモノ自体の存在は否定できない。」というところに辿り着いたわけだ。だから、脳についても、その存在を疑うことができる。(ここで神を持って来ると話がややこしくなる) だが、この方は、脳の存在を前堤に考えている。デカルトを批判しているが、デカルトの考えたことについて誤解が有るようだ。