,ジュリアン・ジェインズ, 訳 柴田裕之, 紀伊國屋書店, 2005.

まだ途中ですけど。元が古い本みたいなので、ちょっとナイーブかなと思うところもあります。

人は数千年前前(まだ途中なので、もっと最近までなのかもしれません)まで「意識」を持っていなかったという論です。その説明として<二分心>というものを持ち出し、内なる他者の「声」(思いつきとかではなく聞こていたと著者は推測している)が、神話における神の声だと論を勧めます。

じゃぁ、なぜ今は意識を持っていて、神の声を持っていないのか? そこはまだ読んでいません。ただ、王が亡くなっても王の意思・遺志といえるようなものが、内なる他者の声にも入ってきていたのではないかとは主張されています。そうすると、本当に現代人が意識を持っていると言えるのかはかなり疑問ではあります。神の声の代わりに規則や役職での命令に従えばいいとか、言う側なら従わねばならないとか。実のところほとんど変わっていないのではないかと思えます。

 あと、シャーマンの類は、今で言う統合失調症の人がなっていたとう説もあったと思います。だけどそれはちょっと無理があるかなとも思います。継続の面でも、行動や役割の面でも。その点、<二分心>だと、納得できるかもしれません。