「生命と非生命のあいだ(アシモフの科学エッセイ<4>)」, アイザック・アシモフ (山高 昭 訳), 早川書房, 1978.
これに、「21 われら”中間型生物”」と「22 誰かそこにいますか?」というエッセイがあります。21の方は、シリーズ(?)1巻目にも同じようなエッセイがあったと思います。22の方にはこういう一節があります。
生物は化学進化の結果として、条件さえ揃えばまず間違いなく発生すると思います。今のところ、たぶん地球型(水-蛋白)の生物が想定されていると思いますが、21のように他のものもありえるのかもしれません。どのような形態にせよ、いずれは光(特にレーザー)や電波を使うかもしれません。そうすれば、時間の制限があるため、ただ「ここに私たちはいる」という独り言を発信するだけかもしれません。ですが、受け取る側が一定の技術の段階に達すれば、それを聞くことはできるかもしれません。
いや、本当にそうでしょうか? 龍の卵という作品があります。この作品では、中性子星の上に暮らす知的生物が現れます。その生物にとっての、(なんというか)時間単位は、人間にとっては極めて短いものです。21に書かれている方は、そこまで極端な違いはないと思います。ですが感覚的な時間単位は違うかもしれません。
たとえば、人が打ち聞くモールス信号は人間が打てて、聞けるような時間単位にもとづいて用いられます。感覚的な時間単位が違う生物がいたとして、それを聞いたとして、「見つけた」と思えるでしょうか?
人間の場合、温度的に中間にあるため(と言っていいと思いますが)、計算機に制御させて様々な感覚的時間単位で信号を打てますし、聞けます。では、温度的に低かったり高かったりする場合にはどうでしょうか? あるいは、人間も、人間の感覚的時間単位をまず基本として聞こうとしているなんてことはないでしょうか? 例えば、モールス信号で相手が送ってくるわけはありませんが、例えば短点が人間の1年に、長点が人間の3年にあたるような場合、人間はそれを見つけられるのでしょうか? (少なくとも、長い観測が必要です。)
他の場所から信号が見つからない理由として、そもそもいないと考えるのが簡単です。まぁ宇宙は広いのでタイミングという面倒な問題がありますが。ですが、感覚的な時間幅という単純な問題があったりしないでしょうか? なんとなく、それでも見つけられないというのは考えにくいようには思いますが。
-hm/wl/sk
これに、「21 われら”中間型生物”」と「22 誰かそこにいますか?」というエッセイがあります。21の方は、シリーズ(?)1巻目にも同じようなエッセイがあったと思います。22の方にはこういう一節があります。
だが、それらの惑星のうち、どれだけが知性ある生物を宿しているのだろう?
生物は化学進化の結果として、条件さえ揃えばまず間違いなく発生すると思います。今のところ、たぶん地球型(水-蛋白)の生物が想定されていると思いますが、21のように他のものもありえるのかもしれません。どのような形態にせよ、いずれは光(特にレーザー)や電波を使うかもしれません。そうすれば、時間の制限があるため、ただ「ここに私たちはいる」という独り言を発信するだけかもしれません。ですが、受け取る側が一定の技術の段階に達すれば、それを聞くことはできるかもしれません。
いや、本当にそうでしょうか? 龍の卵という作品があります。この作品では、中性子星の上に暮らす知的生物が現れます。その生物にとっての、(なんというか)時間単位は、人間にとっては極めて短いものです。21に書かれている方は、そこまで極端な違いはないと思います。ですが感覚的な時間単位は違うかもしれません。
たとえば、人が打ち聞くモールス信号は人間が打てて、聞けるような時間単位にもとづいて用いられます。感覚的な時間単位が違う生物がいたとして、それを聞いたとして、「見つけた」と思えるでしょうか?
人間の場合、温度的に中間にあるため(と言っていいと思いますが)、計算機に制御させて様々な感覚的時間単位で信号を打てますし、聞けます。では、温度的に低かったり高かったりする場合にはどうでしょうか? あるいは、人間も、人間の感覚的時間単位をまず基本として聞こうとしているなんてことはないでしょうか? 例えば、モールス信号で相手が送ってくるわけはありませんが、例えば短点が人間の1年に、長点が人間の3年にあたるような場合、人間はそれを見つけられるのでしょうか? (少なくとも、長い観測が必要です。)
他の場所から信号が見つからない理由として、そもそもいないと考えるのが簡単です。まぁ宇宙は広いのでタイミングという面倒な問題がありますが。ですが、感覚的な時間幅という単純な問題があったりしないでしょうか? なんとなく、それでも見つけられないというのは考えにくいようには思いますが。
-hm/wl/sk
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