RPG

名付けの癖

昔、同人で仲間内でTRPGのルールと世界を作っていました。その世界のネーミングに癖があるので、思い出しつつちょっと書いてみます。

そこそこ未来世界サプリメント: Methuselah
ファンタジーサプリメン: Mursylarm (これは友人が作った同人の世界を移植したので、今回は別カウント)
Pre-cyberpunkサプリメント: Utopia
Steam & Horrorサプリメント: 祭 (まつり)
遠未来世界サプリメント: ForeRunner

Mursylarm以外の4つが対象です。いずれも書かれていない存在がタイトルになっています。

ForeRunnerは、銀河規模の先史文明の遺跡や遺物がある程度の設定が書いてあるだけだったと思います。ですが、作中ではそれはあくまで先史文明。プレイヤーキャラクターの生きている時代にはあまり影響を与えていません。意図としては、遊ぶ人たちで先史文明を形作って欲しいと思ったネーミングです。

祭は、関東大震災前後を舞台にしています。震災の前に狂舞とか盛り込んで、震災前後そのものが大きな祭であるという雰囲気を読み取って欲しかったネーミングです。

Utopiaは、そもそもCyberpunk関係ということで、その世界はユートピアではない。皮肉でもあり、人間が追い求めたユートピアはこのようなものがありうるというものでもあり、ユートピアは求めても得られないというものでもあり。

Methuselahは、全面戦争あたりで一回文明が滅びたが、知識を保存している組織があり、また戦争をなんとか生き残った機器もあるという世界。ここでは、なにをMethuselahと呼ぶのかは書いていません。知識を保存している組織かもしれない。知識を保存しようという意思そのものかもしれない。あるいは知識そのものかもしれない。生き延びた機器の方かもしれない。あるいは生き延びた機器の中に保存された複製人格や人工知能かもしれない。

というわけで、作中にないもの、そして遊ぶ人たちが追い求めたり、決めたりして欲しいものの名前をつけています。名前そのものは必ずしも不明確なものではないと思います。ですが、普通に考えると中身を象徴すらしていないのではないかと思います。私に制限なしに名前をつけさせるとこういう感じになります。

ついでに。Methuselahは、製作途中で「黙示録3174年」が復刊され、「ほとんど基本設定が同じだよorz」となりました。また、作中、ナノマシンを水に混ぜて目薬のように目に入れると、視神経のところをたどってナノマシンが脳に到達。ナノマシンは材料は現地調達で、脳と外部との接続ポートなどを形成するという設定があります(そこまで作中に書いていたかは忘れましたが)。これが、制作後には、「28日後」だと目に入った血液から感染とかあるじゃないですか。これも「orz」。というか28日後の方が後だから構わないんだけど。

祭は、製作中に「大正時代の資料がないよorz」と思っていたら、たまたまいくつも大正時代の資料や本が刊行されたりしてラッキーでした。なお、ここで「妖(あやし)」という呼び方を導入しています。

えーと、ちょい検索。見ても面白くないと思うけど、どうせだからリンクを貼っておきます。そのうちにサイトの再構築をしようと思っているので、その時にはリンク先を変えると思います。あるいは、リンク先の所は変えず、改訂ページを作るかもしれません。

ラカダ

んー、修士の頃かな。インターネットの日本のRPG MLで、有志がオリジナルRPGを作ろうってしてたことがある。RPGといってもコンピュータのじゃなく、日本だと(何か最近は海外でも通用するらしいけど)、TRPGって呼ばれてるやつ。

そこに、一つ設定を出した。ラカダという島があり、その島民は20年(んー、違ったかも)に一度、世界中に散らばり、その20年の間の歴史を調査する。島に戻ると、それを歌にして伝承していく。つまり、世界の歴史の記録がその島に存在している。かっこいい(?)言い方をすれば、島民は世界の歴史の守護者。

で、ふと思ったんだが、現実に、そんな歴史の守護者が住む島があったとする。そうしたら、そこは楽園なんだろうか、それとも地獄なんだろうか?

自分たちの住む世界の歴史が失われることを恐れ、手を出さないでいるだろうか?それとも、自分たちに都合のよい歴史に書き換えるために屈服させようとするだろうか?

設定を出したときには、どちらかというと前者を想像していた。屈服させようという陣営があったとしても、他の陣営が横槍を入れるだろうと。充分な楽園ではないとしても、充分に楽園に近いのではないかと。

しかし、今、考えると、おそらく楽園にはなり得ないとも思える。理由の一つは、島(まぁあるいは群島)であるということ。おそらく自分たちを守る力はないだろう。いくつもの陣営が、手を出してくるだろう。歴史を守るためには、何らかの力をもっていなければ無理だろう。

この設定は大きくしてあるけど、民族や部族規模ならば実際に歌などの形で伝承されていた例がある。もしかしたら、実は今も存在するかもしれない。他者の文化・文明を受け入れつつ、隠された形で。ある意味でレジスタンスのようなものだ。そこには、伝承者達の意思以外の力は存在しない。

だが、もし、何らかの権威としてその島が存在したとしたらどうだろう。島民という限られた人材であれば、武力や権力を持って、外の陣営に対抗することは難しいかもしれない。だが、何らかの権威なら?

さて、島ではないし、20年に一度の調査でもないし、歌でもないし、正確でもなし、完全に地球全域にわたっているわけでもないが、現実世界に少なくとも1つ、そういう権威と記録を持つ特定の地域がある。ヴァチカン市国だ。だが、ヴァチカンも、権威として確立するまではヨーロッパでいろいろとあった。英国なんか、王が「うちら全員、組をぬけたらぁ!」みたいなこともしてたり。それでも権威として確立できたのには、地続きだったこともあるだろう。

南海の島で、周囲から切り離された環境では、どうなっていただろう(南海ってのは、なんとなくイメージで)。

あ、ラカダという名前はrecorderの母音をいじっただけ。想像力が欠如してるのが丸わかり。恥ずかしい。

P.S.
えーと、2つほどの本意は本文からそれなりに離れたところにあります。(追記14:57)

細砲はコンピュータ

細砲にはDNAがあるが、RNAがDNA配列を読み取り、タンパク質の合成などを行なうのはチューリング・マシンと一緒ではないか。DNAがテープで、RNA(とくにリボゾームやt-RNA)がヘッド、そして細砲内物質の状態がチューリング・マシンの状態にあたる。

これをMethuselahで使えないか? メトセラの1種で、細砲置換者とか。もう有ったっけ?

Σ-祭

オリジナルRPGのΣ-祭の検討項目
(2011-Nov-11: 現在、オリジナルRPGはこちらで公開中。)

  • 魔法の基本達成値
  • 魔法係数をもっと甘く

Σ-Methuselah

オリジナルRPGの、Σ-Methuselahの検討項目
(2011-Nov-11: オリジナルRPGは現在こちらで公開中。)

  • 戦争用車輛を発掘
  • ハンター: 遺跡発見で報奨金を得ている人々? どちらの設定にするか?
  • 魔法のUL再考
  • 魔法の成長をどうするか? 新しい魔法の取得なども含めて
  • バス: 1時間1000円
  • 電車: 1時間850円
  • 魔法を5回/日 (あるいは一充電) に増やすか?
  • 魔法の修正値をUL/2にする?
  • 魔法も個別に取る必要はあるのか? レベルで使えることにするか?
  • 使える魔法を調べる魔法。OKだった場合、その使う魔法の判定はどうするか?
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