研究

シーズとフェレットと学会と

シーズーとフェレットではありませんのであしからず。

シーズがどうのこうのというのが終わりました。私の報告の受けはどうだったでしょうね? うまいジョークを入れて笑いを取るところにはまだ到達していませんが。「クスリ」くらいはあったかな?

でも、こういう報告というか発表はいまだに緊張します。慣れているけれど慣れていないというおかしな状態ですね。

偶然ですが、学生の内定先の方も来場しており、名刺交換をさせていただきました。当の学生がその場にいたので、相手の方から気づいていただいたようです。そこで、当の学生に先輩と自分が作ってきたシステムの説明をしてもらいました。さて、どういう評価を受けたのでしょうか。傍から見ていると、好印象だったように思うのですが。

話は変わりますが、懇親会で、ある先生から、近いうちにうちを会場に学会をやるかもしれないという話を伺いました。近いといってもそんなに近くもありませんが。実働部隊で動くことになりそうです。小規模のものは体験済みですが、はてさてどれだけ大変なのでしょうか? そういえば、以前、知り合いが実働部隊として働いていたときは大変そうでした。まぁ、覚悟はしておきます。

それに関係して、今住んでいる所には大きな会議を誘致するやり手集団が居ることも教わりました。その何人かは、わざわざ私の職場にも足を運んでいただいて、挨拶だけはしたことがあります。でも、教えていただいたほどにやり手だとは思ってはいませんでした。もっとも、足を運んでいただいた方と話した時に、「なぜそんなことを知っているのだろう?」と私が思うようなことを知っておられました。やり手である片鱗は私も目にしていたわけです。

さらに話は変わりますが、さっきもフェレットを部屋に放していたら、やはり襖をガリガリやって「部屋に入れてちょうだい」と催促してきました。

それで気になったのですが、いつ、そしてどうやって襖をガリガリやるという合図を覚えたのでしょうか? 当然教えた覚えもありません。教えたとしてもすぐに覚えるほど頭がいいわけではありません。襖をガリガリやった時に、偶然私が襖を開けたことでもあったのでしょうか? どうやってそれを覚えたのか、まるっきり思い当たることがありません。不思議です。自分で考えてやり始めた…。そんなに頭がいいわけはないはずですが。世の中には不思議なことがあるものです。ところで猫って何年で化けるんでしたっけ? うちのフェレットもどっちかというと長生きをして、化けかけてでもいるのでしょうか?

シーズがなんとかの準備

シーズが何とかという会合が迫ってきました。

予稿(とは呼ばないか)と、パネルの資料はもう送ってあります。ただ、パネルが、A4で作成したのを、事務局(?)の方でA1に拡大してパネルを作ってくれるそうです。こういうのは初めてなので、どれくらい書いておけばいいのか感覚的に分かりませんでした。もしかしたら、スカスカのパネルになっているかもしれません。

で、予稿(?)にちょっとだけ付け加えた発表用のスライドも作りました。また、パネルでの説明の時に、パネルだけでは分かりにくいと思うので、発表するシステムの動作を示すために画面を何枚もキャプチャし、それをクリアブックに入れる作業も終わりました。

あとは、学生とクリアブックの使い方を打ち合わせれば、多分、準備万端です。

しかし、発表のあとに懇親会があり、ビールくらいは出るでしょうから、車では行けないですね。どうやって会場まで行きましょう。タクシーを使うのはちょっともったいないし。

今日も寒い

今日も寒いです。なんか、雪が降り出したみたいだし。

話は変わりますが、なんか学生が意欲というか好奇心をまた持ってくれ始めてるようです。それをやるには、勉強してもらわないと。計算自体は、Rにぶち込めば、とりあえず数値的な結果は出てきますが。

あれ? ちょっと待てよ。今のデータをどういう形式に直してぶち込めばいいんだろう? 1データ+パラメータごとに1行ってわけには行かないような気がする。分析手法も… あれ? まじめに考えたらよく分からなくなってきました。データが少しばかり複雑なので… 結果を1行からばらして、代わりに1行にいろいろ入れればいいのかな? 多重のあれか… いや、それで良いのか? 結果の種類ごとにやれば一応できるか。全部まとめて特徴を出すには… あれで行けると思ったけど、やっぱり無理なのか? 結果の種類ごとに多重のあれにするしかないのかな? いや、しかし、それをやろうとするとデータを整形するのがむちゃくちゃ大変だぞ? いや待てよ、スクリプト言語で適当にできるか。

あれ? なんだか、私自身、もう一度勉強が必要みたいです(笑)。

原因判明

昨日のエントリで

>予想外に、良い結果が出なかった分析というか集計もあるのですが、
>こっちの原因は分かりません。

と書きましたが、学生と話したところ原因の少なくとも1つが判明しました。(それだけとは限らないのですが)

要は理屈の上での数値と実験に用いた環境に起因する制限による数値との違い、および集計方法に関連した問題でした。今とは微妙に違う集計をしてみることもありだとは思うのですが、そうすると実験結果を直接は反映しないというかちょっとずれるものになります。その集計の方が元々の考えを反映しているとは言えるのですが。もちろん、その集計結果なら良い結果が出ているのかどうかも分かりません。とりあえず、その集計方法でも分析してみるようには言いましたが。はてさて、どうなるものか…

下書きGet

学生から大会用の論文の下書きを受け取りました。

まだじっくり目を通したわけではありませんが、特に問題はなさそうです。これまでの卒業生の書いたものなど、参考にできるものがあるので、予想通りくらいの出来ではないでしょうか。これに手を入れて送ることでいけると思います。

年末年始をはさんでいたので、久しぶりに研究の内容を見たことになりますが、なんだか面白い結果が出ているようです。ただ、現時点では代表値のようなものについてまとめてあるので、範囲を広げたらどうなるのかはちょっと不安です。予想外に、良い結果が出なかった分析というか集計もあるのですが、こっちの原因は分かりません。卒論の最終稿の提出までに、きちんと確認するべきだと思っています。

ですが、とりあえず見込みとして、その卒研生の卒論でちゃんとした論文を書いてみることはできそうです。もう一人の方も、システムがだいたい組み上がるはずなので、それでまたちゃんとした論文を書いてみることはできそうです。新規性あたりが難点かもしれませんが、似たものとの差別化はできると思っているので、努力だけはしてみるつもりです。

えーと、それから伝言です。
「ある場所からここにアクセスがあったことを確認しました。」
以上です。

ロシア・フォルマリズム

Michel Aucouturier, 桑野 隆, 赤塚 若樹, 白水社 (1996).
原題 Le formalisme russe (Collection QUE SAIS-JE? No 2880),  Presses Universitaires de France.

ちょっと研究に関連のある人の背景を知りたいと思い、その基礎的な勉強のために読みました。

本書では、ロシア・フォルマリズムの担い手であった「オポヤズ」というグループについて紹介/解説されています。オポヤズは1916〜1917年頃から、1930年頃まで活動が続いたらしい。

もちろん、ロシア・フォルマリズムと構造主義は強い関連があるのだが、それはロマン・ヤーコブソンに負う所がおそらく多いかもしれません。

オポヤズは、「詩的言語」という概念を提案していました。これは、「文学的素材に固有の特性にもとづく、自立した文学にかんする学を生みだそうとする志向」とともに、「文学にかんする学を打ち建てるにあたっての原則、すなわち文学にかんする学の内容、基本的な研究対象」として提案されているものでした。現在も言語の詩的機能、あるいは美的機能と言われますが、これの起原なのかな? その後、詩的言語と散文言語との差異についての様々な議論が紹介されています。ところで、「ザーウミ言語」というのは、例えばの話としては、山下洋輔、タモリや坂田明のハナモゲラみたいなものなんでしょうか?

その後、「手法」と「主人公」の話になります。ロシアの文学史においては(そして多分、それ以外の国と地域でも)、「主人公」という概念が重要な場所を占めてきたが、「手法」という概念がそれに取って代わると言う。

また、「シュジェート」(p. 36)という概念は、ちょうどそんな関係に名前が欲しかったので、ちょうどいい具合に勉強になりました。「シュジェートの構成の手法」としての階段状の構成と引き延ばしの法則というのは参考になりました。また、文学がもともと「物語的」なものか、あるいは「模倣的」なものか、という話も出てきます。「スカース」(p. 37)という言葉は、私はわざわざ使わなくてもいいかも。ところで、「模倣的」というあたりは、R. カイヨワの「遊びと人間(原著発行 1958)」にある、アゴーン、アレア、ミミクリー、イリンクスのなかのミミクリーなんかと関係するのでしょうか。話はズレますが、カイヨワは2つの軸での遊びの分類を試みています。一つはパイディア(気まぐれ)の軸、もう一つはルドゥス(努力が必要なもの)。

「シュジェート」と「ファーブラ」の区別(p. 46)というのも重要かもしれません。

また、「異化」を重要視してもいたそうです。でもそれを言ったら、芸術はすべて「異化」を重要視しているような気もします。

これまでの所で、何か所か、バルトのテクストっぽい概念が既に現れていることも分かりました。

最後は、オポヤズの最期について紹介されています。

しかし、そうか…、あの人はロシア・フォルマリズムの範疇には入らないのか…

意味不明でしょうが、大変勉強になった一冊でした。

シーズがどうのこうの

年が明けてしばらくしてからのことですが、シーズがどうのこうのという発表会? 報告会? があるそうです。私の研究室からも、学生が一人参加できるかなと思っています。

何日か前に、その学生と話した時には結構やる気になっていたのですが、つい先日話した時にはちょっと引け気味でした。理由は、まだこれからやらない事をまとめてみるとそれだけで結構大変だということが分かったからというものでした。

確かに、まだ大変なんですが、卒業研究の発表のスライドからのほぼ抜粋で資料が作れるというような話で、ひとまず発表予定ということになりました。資料の片方は確かにそれで済むのですが、もう片方がどうなのか… でも参考にできる論文があるので、そこから抜粋&新しいところを追加でどうにかなると思っています。まだ、発表人数の調整などで無しになる可能性も0ではありませんが。

いや、実際、いろいろな意味でどうなんでしょう?

ちなみに、一つ前に書いた論文の件とはまったく別の研究です。

年内は難しいかも

返ってきた論文の修正ですが、年内は難しいかもしれないことに気づきました。ちょっと出かけなければならないところがあるので。

返って来て以来、ちょこちょことやっていますが、図を結構描き直さないといけないかなというのもあります。おまけに図が多いと来てるもので。ついでにグラフの線の太さもいじろうかとか思っています。

それに関係するところ以外は、ほぼどうにかなりました。残りも、どうにかなりそうというところです。ただ修正後にきっちり数値の確認をしなおさなければいけません。これについては何回か確認しないといけないくらいですね。

それと、自分が昔書いた論文も参考文献に挙げることになりました。ここで挙げるとは思わなかったというか、その論文もネタ元ではあるので、やはり挙げておかないといけなかったかという感想です。ちなみに、その論文から引っ張り出したい箇所は、その論文自体でなくても、ある書籍でも確認できる内容です。ですが、やはりオリジナルということで論文の方を書いておかないといけませんね。コメントへの回答には書籍の方も挙げておいて良いのだと思いますが。

出かける方の話ですが、そっちにもちょっと資料を作らなければいけなかったりします。これはさほど時間がかかるものでもないはずです。とは言え、一つ重要な図の書き直しがありますが。まぁ、何とかなるでしょう。

明日中に、出かける方の資料は作り上げて、論文の修正も大体何とかというところまでもって行きたいです。

と、書いていて思い出したのですが、明日はAVATERの公開日じゃないですか。これも観に行かなければ。でも、今いるところでは3Dでの公開ではなく、2Dでの公開だそうです。ちょっと期待していたのに、残念です。

読み直したら難しい

研究発表やめるかもの件ですが、実際やめました。光明が見えてきたことが一番の理由です。

その光明の一つとなった昔の論文を引っ張り出してまた読んでいます。必要の程度が違ったので、昔は気楽に読んでいたのですが、今、現実に重要な課題として読み直してみると、かなり難しい内容です。ただ、基本のそのまた基礎となる手法、あるいは方向性としてはそっちで行ってみようと決めたので、気楽に読み飛ばすわけにはいきません。

また、その論文で構築されて居る技術をそのまま使えるわけではないので、というかかなり拡張や変更をしないとならないことが予想できます。そんなことが私の頭でできるのか、そんな不安もあります。でも、やらなければ目的に一歩近づくこともできないので、やらないわけにもいきません。

また、その手法の系統で行くとして、データというか情報をどのように表現したり管理するのかという問題もあります。これも頭を悩ませている問題です。要は、研究関連で書いた二重構造をどう表現すればいいのか、さっぱり分かりません。いや、そもそもどういうデータや情報をどういう形式で書けばいいのかを悩んでいる最中なのですが。

光明は見えたものの、先は長そうです。

ところで、論文を投稿してから一ヶ月が過ぎていますが、学会のページをみると、まだ査読中になっています。論文中に書いた数値の再確認も早めにやっておかなければ。また、それにミスがあったりした場合や、投稿後に見つけたタイポも、もし条件付採録以上になったら、再投稿(万が一一発受理の場合には最終稿になりますが)の提出の時には直しておかないといけません。それらのチェックもやらないといけません。

やることが山積みです。

東大某助教

論文を投稿して、なんだか呆けていました。戻ってきてからが大変という話と、戻ってくるまでにもう一度論文に書いた数値の確認をしておこうという話などもあるのですが。

とは言え、何もしてなかったわけでもありませんが。研究会の論文の詰めを頭の中であれやこれや考えていたり、エディタで打ち込んだり修正したり消したり、参考文献をもう一度調べなおしたり、講義の準備をしたり講義をしたり、学生の指導をしたり叱ったり。

でも、まぁ呆け気味でした。

呆けついでにこんなところを見てみました。真偽、是非についてはコメントしません。

わかりやすいまとめサイト
http://sites.google.com/site/introserkan/

まとめwiki
http://www29.atwiki.jp/serkan_anilir/

アニリール・セルカン(Serkan ANILIR)氏の経歴詐称、業績捏造の追求blog
http://blog.goo.ne.jp/11jigen/
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